安心運用にはノッチもフィルターもたっぷり入れなきゃ(PLC)
『日経トレンディ』2007年11月号に、PLC(電力線通信)の記事が出てたので買ってみた。
まず目に付いたのは、良く起きる互換の無い規格の分立。
PLCの場合は、HD-PLC、UPA、HPAの3規格。混在させると同一規格間の通信すらできなくなる機種もある模様。
家電の発するノイズでPLCの通信が妨害されないよう、家電用ノイズフィルター付きタップを内蔵してる機種があるってのもなんともはやだけど、PLC自身からの電磁波漏れ対策として、苦情が大きそうな特定の周波数帯は伝送信号用には使わないようにしてるってのも・・・ねぇ。
[ノッチもしくは使用範囲から外されている周波数]
・2MHz未満(UPA、HD-PLC、(HPAについては未記載))
・2MHz~4MHz(HD-PLC、UPAの一部機種(バッファロー製は確認))
・アマチュア無線の使用周波数帯(HPAについては未記載)
・ラジオNIKKEI(HD-PLC、UPAの一部機種(バッファロー製は確認))
・30MHz以上(UPA、HD-PLC、(HPAについては未記載))
実験家という地位を持つハムの声と、機器製造メーカーにもお金を出してくれる投資の関係者の声には配慮ってことか。『大事な電波が届かん』って言われちゃ困ると。中波ラジオもNHKや民放の事を考えると潰せないし(在日米軍の運営する局も含む)。
後、非常に気になったのが、「単相3線の相の違うコンセント間の通信は、速度が極端に遅くなる」って下り。
これって、使用許可の下りていない屋外にあることが多い、柱上トランス等の2次コイル経由で通信してるって意味じゃないのか?
近隣で一斉にPLCを導入したら、お互いの家から発信される信号が柱上トランス等や配電線を介して他の家のPLC送受信機へと流れ込んで、信号衝突が起きまくるんじゃあ‥
普及するほどに通信し難くなる通信装置と化さないようにしようと思ったら、分電盤だか積算電力計だかに、屋外流出防止フィルターと相間連絡回路を追加しなくちゃいかんだろな、おそらく。
‥なんか、初期工事は簡単だけど、通信環境維持対策費用がかさみそうな予感。
商戦に破れそうな規格にだけは乗らないようにって行きたいところだけど、果たしてどこが最後まで勝ち残るのやろ。
* LAN端子装備が当たり前って家が最大のライバルか? // westwind@周防国 *
[profile:Denpa-Free_PLCPiPiPi_Trend_200711]
※「ノッチもしくは使用範囲から外されている周波数」について記述訂正(UPAの一部機種についてのノッチ範囲) (2007/10/27 09:24)
※家電用ノイズフィルター付きタップはあるが、それを内蔵してるPLC機器の機種の存在は確認できていない。他、断定記述の範囲をより明確化(2007/10/27 09:46)
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